美濃導彦 新会長からのメッセージ

富田先生の後を引き継ぎ、ＩＴコンソーシアム京都の会長に就任いたしまし た京都大学学術情報メディアセンターの美濃でございます。
富田先生のもとでのこれまでの活動の成果を引き継ぎながら、更なる活動の 活発化にむけて積極的に行動してまいりたいと考えております。

さて、当コンソーシアムの目的は、ＩＴの利活用推進による府域の発展と産 業の活性化ということです。ＩＴはもう既に社会基盤となっており、今更ＩＴ 利活用というのも古いようにも思いますが、おそらくこの時代は歴史的には情 報革命の最中にあり、これからいよいよ情報社会が到来するものと考えており ます。

そういった中で、府内のＩＴの利活用推進を考えると、京都の強みはやはり 観光産業ではないかと考えております。しかしこれまで、観光にＩＴを使うプ ロジェクトは数多く実施されてきたものの、実用化には至っておりません。観 光での様々な実証実験も成果は上がっているのですが、それが蓄積されていな いのではないでしょうか。したがって、何が問題なのかを少し議論しないとど うすべきか分からないということで、観光にかかわる様々な人の意見を聞く場、 あるいは講演会をするため、新たに観光情報基盤検討部会を立ち上げさせてい ただいて、他の団体とも連携しながら検討をはじめたいと考えております。

もう一つＩＴが重要な分野は、やはり健康・医療をはじめとした安心安全分 野と考えております。このコンソーシアムではすでに医療情報化部会で頑張っ ていただいておりますが、こういった活動を今後もっとオール京都で進めてい けるようにしていきたいと思います。各部会の活動をさらに活発化し、またそ うした活動の成果を会員の皆さんに還元して、京都全体の活性化を目指して頑 張っていきたいと思っております。

どうか会員の皆様方の一層のご支援ご協力と、当コンソーシアムの活動への 積極的なご参加をよろしくお願い申し上げます。

ＩＴコンソーシアム京都　会長　美濃　導彦