<立命館大学ゲーム研究センター ITコンソーシアム京都> ゲーム保存国際カンファレンス ビデオゲーム ~ 保存? 忘却? 世界はどう考えているか ~
ゲーム(ビデオゲーム)は、マンガやアニメーションとならんでポップカルチャーを代表する現代の表現文化であり、 京都府内の産学公関係機関が参画するコンテンツ産業推進事業「KYOTO CMEX」においても、主要コンテンツの一つに位置づけられている。
しかしながら、その収集、保存、伝承が、極めて危機的な状況に置かれていることは間違いない。 本カンファレンスでは、文化庁「メディア芸術デジタルアーカイブ事業」に採択された立命館大学ゲーム研究センターのゲームアーカ イブプロジェクトを起点としつつ、世界のゲーム保存研究、実践の大きな拠点である米国スタンフォード大学と英国バーススパ大学か らゲストを招聘し、現在・未来においてゲーム保存を進める意義や、それに必要とされる機能・構造、国際的な協調体制の必要性など を明らかにしていく。また、とりわけ英国の事例が示すような、ゲーム保存の実践とゲームを活用した地域活性化について、その実態 を学び、日本における同様の可能性を考察する。
(下記またはこちらのチラシ(PDFファイル)をご覧ください。)
概要
日時 |
平成25年1月18日(金) 14時00分~17時00分(13時30分受付開始) |
場所 |
小倉百人一首殿堂「時雨殿」2階 大広間
時雨殿へのアクセス |
定員 |
100名(参加無料、お申込み必要) |
プログラム |
- 14:00~ あいさつ
- 14:05~ プレゼンテーション①
Henry Lowood
米国スタンフォード大学キュレータ、博士。カリフォルニア大学から 科学技術史で博士課程を取得後、スタンフォード大学にて、物理学図書館の担当長、人文資料グループ長に。 2000 年より、スタンフォード大学人文研究所において、コンピュータゲーム並びにシミュレーション技術史に 焦点をあてた「How They Got Game Project」のディレクターを務め、2004 年から2008 年までは人文研究所の 副所長を務めた。このほか、米国国立図書館から助成金を得て推進しているバーチャルワールズ保存プロジェクト などの中心的な役割を担う。
- 14:35~ プレゼンテーション②
James Newman
英国バーススパ大学教授、博士。英国国立メディア博物館に設置さ れたビデオゲームアーカイブの共同創設者や、同国における国際的なゲームフェスティバル「Game city」の 共同プロデューサーなどを歴任。現在、英国Web アーカイブゲーミングカルチャースペシャルセレクション理事も 務める。また、デジタルメディア、ビデオゲーム並びに遊戯文化を主題とした書籍を多数発売する。代表的な著作 は、ゲームアーカイブを取り上げた『Best Before: Videogames,Supersession and Obsolescence』など。
- 15:05~ プレゼンテーション③
細井 浩一
立命館大学映像学部教授、博士(経営学)。日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)会長。 立命館大学において、地域および産学公連携に立脚する新しい社会ビジネスモデルによってコンテンツ分野の活性化を 進める研究に従事。デジタルゲームのアーカイブ構築、仮想空間を活用した文化研究環境の構築、ホワイトスペース特区によ るエリアワンセグ放送などの実践的な研究プロジェクトを進めている。また、IT コンソーシアム京都クロスメディア部会長、 KYOTO CMEX実行委員を務める。
- 15:35~ 休憩&インスタレーション「茶道プラス」
テラダナオ
「茶道プラス」は、複数のインタラクティブメディアアートを用いた茶道空間です。茶道の伝統を 守りつつ新しさ、センサーや映像を用いて可愛く楽しい空間を演出します。
技術協力:MoonWalkers(立命館大学映像学部望月ゼミ)
作品解説映像:http://youtu.be/OcE5UBufgPc
- 15:55~ プレゼンター3名を招いてのシンポジウム
中村 彰憲(モデレータ)
立命館大学映像学部教授、学術博士。名古屋大学国際開発研究科後期課程修了 早稲田大学アジア 太平洋研究センター、立命館大学政策科学部を経て現職。 日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)副会長、太秦戦国祭り実行 委員長などに就任。 主な著作に『中国ゲームビジネス徹底研究』、『グローバルゲームビジネス徹底研究』、『テンセントVS. Facebook 世界SNS 市場最新レポート』などがある。
- 16:45~ まとめと展望
上村 雅之
1967 年、早川電機(現・シャープ)に入社。入社後は主にフォト(光)センサーなどの応用開発を 行ない、「光線銃シリーズ」の開発に関わったことがきっかけで、1971 年に任天堂へ。任天堂では、開発第二部部長として 「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」や「スーパーファミコン」などのハードウェア設計を担当した。現在は、立命館大学 大学院先端総合学術研究科教授を経て、同大学映像学部客員教授を務めるとともに、2011年に開設された立命館大学衣笠総合研究 機構ゲーム研究センター長に就任。
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懇親会 |
シンポジウム終了後 17時30分~19時00分
一般/3,500円 学生/1,500円 |
主催 |
立命館大学ゲーム研究センター
IT コンソーシアム京都(クロスメディア部会) |
後援予定 |
京都府
京都市
京都商工会議所
財団法人京都高度技術研究所
公益社団法人京都府観光連盟
公益社団法人京都市観光協会
公益財団法人京都産業21
公益財団法人京都文化交流コンベンションビューロー
日本デジタルゲーム学会関西研究会(DiGRA-K)
IGDA 関西 |
お申込・お問合せ
- お申込方法:
(1)お名前、(2)ご所属、(3)メールアドレス、(4)懇親会参加希望の有無
をご記入の上、メールでお申し込みください。
(懇親会参加の申込締切:2013年1月11日(金))
E-mail:info@it-kyoto.jp(メールソフトが起動します)
- お問合せ先:
ITコンソーシアム京都 クロスメディア部会事務局(京都府政策企画部情報政策課内)担当:井原
TEL:075-414-4386 FAX:075-414-4389
E-mail:info@it-kyoto.jp(メールソフトが起動します)