調査研究活動
医療情報化部会
令和2年度の活動
「医療情報化部会」においては、With COVID-19時代における健康・医療・介護・福祉分野の情報管理やDX・ICTについて調査研究を行った。個人健康・医療・福祉・介護履歴情報管理サービス「ポケットカルテ®」を情報基盤とし、地域共通診察券「すこやか安心カード®」の発行枚数・発行受付可能医療機関を増加させることで、地域の健康・医療・福祉・介護環境向上を推進するために、今年度もそれぞれ5回の研修会・勉強会を開催し、総務省「地域ICT利活用広域連携事業」の進捗状況報告と、主要な課題の共有やその解決のための意見交換を行うとともに、府民市民への普及啓発を推進した。
個人向け健康医療情報管理サービス「ポケットカルテ®」を情報基盤とした「地域共通診察券(すこやか安心カード®)」の普及啓発
<ポケットカルテ®について>
運営主体:特定非営利活動法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター ほか
概 要:医療サービスの向上と個人の健康管理への貢献のため、特定健診・特定保健指導をはじめとした利用者の健康情報や医療履歴、医療費支出情報等の健康医療情報を電子化して一元的に管理し、パソコンや携帯電話で容易に閲覧可能とするサービス
状 況:令和2年度は、補助金等外部資金に頼ることなく、自立的に運営できるビジネスモデル確立を目指し、地域共通診察券(すこやか安心カード®)発行による安心・安全な健康医療福祉情報基盤整備事業」を推進
※参考 令和3年3月31日現在状況
地域共通診察券発行枚数 29,045枚)
発行機関 10機関) 受付医療機関 54機関)
ポケットカルテ®ユーザー数 63,130人
ポケットカルテ®「電子版お薬手帳」対応済調剤薬局2,000店舗以上(全国)
総務省事業:マイナンバーカード活用による「帯広市すこやかネット事業」
(平成28年度総務省補正予算・29年度実施ICTまち・ひと・しごと創生推進事業)
地域共通診察券(すこやか安心カード®)運営協議会
総務省「地域ICT利活用広域連携事業」の進捗状況報告と、主要な課題の共有やその解決のための意見交換等を目的に、部会活動の一環として、協議会委員のほか当コンソーシアム会員にオープンな形で、2ヶ月に1回の頻度で開催。
<第104回>
日 時:令和2年6月18日(木)14:00~15:30
場 所:オンライン開催
<第105回>
日 時:令和2年8月24日(月)14:00~15:30
場 所:オンライン開催
<第106回>
日 時:令和2年10月15日(木)14:00~15:30
場 所:オンライン開催
<第107回>
日 時:令和2年12月10日(木)14:00~15:30
場 所:オンライン開催
<第108回>
日 時:令和3年2月18日(木)14:00~15:30
場 所:オンライン開催
「ポケットカルテ®」「地域共通診察券」合同勉強会
地域共通診察券運営協議会終了後、関連するテーマについて講師を招き、勉強会を開催
<第104回>
日 時:令和2年6月18日(木)15:45~17:15
講 師:北岡 有喜 氏(ITコンソーシアム京都 医療情報化部会 部会長、立行政法人国立病院機構 京都医療センター医療情報部長NPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター顧問)
テーマ:「With COVID―19時代の健康情報管理」
<第105回>
日 時:令和2年8月24日(月)15:45~17:15
講 師:安喜 弘二郎 氏(サトーヘルスケア株式会社 PSシステムマネジメントグループ)
テーマ:「スマホと位置情報を利用した外来患者呼出サービス」
<第106回>
日 時:令和2年10月15日(木)15:45~17:15
講 師:近藤 直義 氏(三井住友信託銀行 法人企画部 業務開発チーム長)
テーマ:「三井住友信託銀行による「コロナショック後の企業経営に関するアンケート」結果のご紹介」
<第107回>
日 時:令和2年12月10日(木)15:45~17:15
講 師:加賀谷 伸一郎 氏
(独立行政法人情報処理推進機構 セキュリティセンター シニアエキスパート)
テーマ:「情報セキュリティ 10大脅威とその対策コース(組織向け)」
<第108回>
日 時:令和3年2月18日(木)15:45~17:15
講 師:畑井 克彦 氏(阪神・智頭NPOセンター代表理事)
テーマ:「地域につながりの記憶を刻む~“個”から“関係性”へ~」